2014年05月08日

北野武監督の新作映画が始動

2014年どうやら北野武監督の新作が始動したようだ。

北野武の弟子シェパード太郎のブログにこう書いてある。

【4月16日 水曜日】

お昼過ぎ、付き人へ。

ロケバスにて殿の映画のロケハンへ。

そこに行く間、
殿は本や台本を読まれていたので会話はなく、無言のままバスは目的地へ。

そして、殿はスタッフさんとカット割りなどを確認され、ロケハンは終了します。

17時頃、新宿へ戻りそこで解散に。
http://ameblo.jp/ken-kusai/entry-11837090093.html


さらに
【4月18日 金曜日】

そして、17時頃に打ち合わせは終わり
今日は殿と映画のスタッフさんたちがお食事会をするということでボクも殿のお車に同乗してそのお店へ。

そして、20名ほどの大所帯にて大宴会が始まったのです。

映画のスタッフさん
と言えば、勝手にではありますがボクは豪快なイメージを持っていまして、その方々がどんな飲み方をされるのだろうかと興味津々に眺めさせて頂いたのです。

すると、前半は真面目な飲み会というような感じでボクの予想とは裏腹な感じだったのですが、2時間を過ぎたあたりでそのボクの期待を応えてくださるような叫び声がお店に鳴り響いたのです。

「北野組はサイコーですよー!!」

そうお叫びになられていたのは、お顔を真っ赤に紅潮させた殺陣師の二家本さんなのです。
http://ameblo.jp/ken-kusai/entry-11838790872.html

この記述から想像するに北野組は今年4月にロケハンして今年中に撮影し、来年の2015年公開を目指していると思われます。
殺陣師の二家本さんとは映画「座頭市」や「アウトレイジ」シリーズの殺陣、アクション指導をされた二家本辰巳さんのことです。北野映画のファンやウルトラマンシリーズのファンなら名前は聞いたことがあると思います。

nikamoto.jpg
二家本辰巳氏

つまりだ・・・北野武監督の新作にして第17作目はほぼ確実にアクションがある映画、つまりエンタメ路線ということになります。「アウトレイジパート3」ということもありうるし、そうじゃないエンタメ路線の映画、アクションやバイオレンスのある映画と見てほぼ間違いはないのではないでしょうか・・・やったー!!!

わたしも年季の入った北野武=ビートたけしファンではありますが、北野ファンも頭を抱えるアート三部作「TAKESHIS'」、「監督・ばんざい!」、「アキレスと亀」をいまだにどう評価すればいいのかわからないまま歳月を重ねてきました。ファンとしては殿も年なので自分の好きなように映画を撮ってくださいという気持ちはあるものの、残された時間を有効に使い、傑作だけを撮り続けて欲しい・・・というファンの身勝手な思いもあります。

しかし押井守が北野武を評した言葉にも北野映画ファンは深くうなずかざるえないのです。

ーたけしの映画の中には、評価のしにくいお笑い系の映画があるじゃないですか。

押井・たけしの中ではやる理由がきっとあるんだろうね。たけしの場合は自他共に認める自分の作風みたいなものがあるわけだけど、「そういう監督なんだ」って思われちゃうのが自分自身で嫌なんじゃないかな。

ーフィルモグラフィーを並べた時に「そろそろこういうのが入っとかないとな」という感じで撮ってる感じがします。

押井・明らかに意図的に撮ってるよね。3〜4本に1本ぐらい必ず入ってくる、世に言うたけしのしょうもない映画っていうのは、僕は全体のなかで機能してると思うよ。あれによって、時々とんでもないものを作っちゃって大失敗するんだ、という評価を世間的に獲得してるんだから。次々と失敗できない企画が回ってくるハリウッドの監督に比べたら全然プレッシャーないもん。ー押井守「勝つために戦え・監督篇」


・・・そうなのだ。北野武という人は傑作を撮ったかと思うと、次の作品では頭を抱えるような珍妙な作品を「わざと」撮る人なのである。あまのじゃくというか、当人の言う「振り子理論」なのか。映画の巨匠、バイオレンスの巨匠という評価が固まると、それを自らくつがえしたくなるお人なのである。

ただひとつだけ安心材料を出すなら、オフィス北野の最重要人物である森社長の存在がある。森昌行氏は先にもあげたいわゆる「アート三部作」で北野映画の海外マーケットでの信用は地に堕ちたと話しており(雑誌SIGHTのインタビュー)、おそらく二度とアート三部作のような作品を北野武に撮らせることはないと思われる。

というわけで北野武監督第17作目はほぼアクションありのエンタメ系映画で確定か?

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6/3追記
5月29日号の週刊文春で新たな情報が入ったので追記します。
「アウトレイジ」パート3の構想はいったん棚上げ。四月からは、来年春公開に向けて「七人の子分たち(仮)」という新しい映画の撮影に入ってます。


出演は藤竜也、近藤正臣、品川徹、小野寺昭、と全員70歳以上の俳優陣ばかり。内容は老人ヤクザvs詐欺グループとの戦いになる模様。となるとこれは仮のタイトルから予想するに「コンゲーム」ものの映画になるのではないか。

「コンゲーム」とは・・・
con game (confidence gameの略)信用詐欺。取り込み詐欺師。相手を信用させて詐欺をはたらくこと。また、策略により騙したり騙されたり、ゲームのように二転三転するストーリーのミステリーのジャンル。−はてなキーワード


たとえばコンゲームものの小説として有名なのはジェフリー・アーチャーの「百万ドルを取り返せ!」があり、映画では「スティング」などが代表的なものでしょうか。

まさか「ソナチネ」の監督が、日本のブレッソン、メルヴィルといわれる人が「コンゲーム」映画を撮ることになるとは・・・ファンとしては期待と不安の入り混じった気持ちです。ちなみに文春の記事は主演は高倉健にオファーしたが断られたとあります。北野映画初の「コンゲーム」映画を期待しましょう。

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6月7日再追記
6月6日の高田文夫ラジオビバリー昼ズにツービートがゲスト出演して映画のことを喋っていたのでその内容を追記します。

北野武・(映画の撮影で)こないださぁアルツ(ハイマー)が始まった親爺がいてさぁ。セリフで
「それは堂島の親分が一番じゃないですかね。だって5人殺してるもん」
ってセリフがあるんだよ。その人の番になると、
「そりゃ堂島の親分が一番じゃないすか」で終わっちゃうから、すいません「だって5人殺してますから」でお願いします。
はい、よ〜いスタート!
「5人殺してますよね〜どうじ・・」
いやいや、堂島の親分が一番じゃないですかねでお願いします。
「堂島の親分が一番で5人で・・・」
もうだめだこの人と思って。全然おぼえられない。カンペ用意して、よ〜いスタート。
「すいませんメガネかしてください」(笑)
メガネかけた顔どうやって撮るんだよ。弱っちゃってさぁ〜。
松村邦洋・「アウトレイジ」の三作目はどうなってるんですか?
北野武・それはもう台本書いてある。連発しちゃうと飽きちゃうから。今度の作品が失敗したらアウトレイジに戻ろうと思って。アウトレイジは保険だから。ちょっと困ったらアウトレイジに戻ればいいから。
高田文夫・じゃあ撮影は隔週でやってるの?
北野・そう。ニュースキャスター休んで。

・・・と、きよし師匠を前に舌好調の殿でした。

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さらに追記。
北野武新作は「龍三と七人の子分たち」で決定。作品内容は私が予想していた「コンゲーム」などではなく、老人版「エクスペンダブルズ」になる模様。
1c1dad307df4d8b4ecdcc748acc95242.png
老人ヤクザと詐欺集団のアクションと笑いのエンターテイメント。それもいままでの北野映画とは毛色の違う作品になっている模様。
posted by シンジ at 19:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
新作に世界が期待
Posted by たけし at 2014年05月22日 11:53
映画の新作が、これほど待たれる監督いないよ。まじ
Posted by 大阪 at 2014年05月28日 20:42
アウトレイジみたいなのはもう十分
ただただ美しい北野映画が観たいですよ
Posted by オーフェ at 2014年06月05日 15:37
絶対観たい!!ただただそれだけ!
Posted by 大阪 at 2015年03月30日 19:48
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