2010年1月23日土曜日21:30からのTBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」にてポリープ手術のため喋れない宇多丸に変わって、Kダブシャインと吉田豪がMCを担当する回に水道橋博士がゲストに来て、ラッパーでありながら映画批評の分野でも活躍する宇多丸相手にぶちまける!その放送を一部書きおこします。(いずれウィークエンドシャッフルのホームページにポッドキャストがアップされると思うのでくわしくはそれを聞いてください)
TBSラジオのスタジオに突然入る水道橋博士(サプライズゲスト)
博士・今、ニュースキャスターのたけしさんの楽屋にずーっといたの。
吉田豪・TBS内で
博士・そうTBS内で、またちょっとすいません、ちょっと行くんで、ということで来たんだけど、その宇多丸さんを(北野武に)説明するのが大変なんですよ。
吉田・おまえ何のために抜けるんだと。
博士・ちょっと宇多丸さんのラジオでって言うじゃない。
吉田・どの“うたまる”だと。
博士・(北野武)63歳で“うたまる”って言ったらね、あっち(桂歌丸)だと思うから。宇多丸師匠というのも誤解が、落語芸術協会か、会長か!ちがうんです、ハゲの・・・また歌丸かと。おなじみの会話が延々ループして、ようやくここへ来たわけですよ。
中略
博士・たけしさん、さっきの楽屋で最終的になんなんだと。
吉田・何者だと。
博士・(宇多丸は)邦画いじめの巨匠です!(笑)
吉田・嫌なトス上げましたね。
博士・すべてのダメな邦画を叩きまくっている奴なんですという話をしたところ、呼んでこいという話になって(笑)。殿の新作がね、ヤクザ映画なんですよ。それでこの宇多丸という男はとにかく拳銃マニアでして殿のヤクザ映画に目のない男です!と言った途端、殿が「おい、ちょっと試写会呼べ」という話になって、(宇多丸が)試写会に招待されることになりました!
吉田・町山さんパターンでもしかして食事会とかまで。(町山さん=町山智浩・映画評論家。アキレスと亀公開時に北野武と一緒に食事をした経緯がある)
博士・食事会まであるかもしれない。ただ、ただですよ!あのビビる大木ごときにあそこまでへりくだった男が天下のビートたけしを相手にどこまで土下座外交を繰り返すのか!?(宇多丸はTBSラジオキラ☆キラ忘年会で同じパーソナリティである大木にこびへつらったことがある)
吉田・しかし、食事会で酒なんか入った日には!
博士・入った日には!「殿、先ほどからお聞きしておりますが、お言葉を返すようですが・・」(宇多丸は議論好きで知られその被害者は枚挙にいとまがない)
吉田・あなたのあの映画はなんですか?みたいな。
博士・ヤマトの前に芸能界からいなくなる可能性があります!(スペースバトルシップヤマトにはTBSラジオも出資してるため、シネマハスラーという映画批評コーナーでボロ糞に批判すると番組が終わる可能性がある)
博士・今、殿TBSで(ニュースキャスター)やってるわけだから11時30分くらいでしょ、その終わりでここに来ればいいわけです。だから聴取率週間かなんかにちょうど殿の映画の公開にあわせて、しかも殿の目の前で殿の新作「アウトレイジ」をね、どう批評するのか!「私は貝になりたい」を超えたどんな綱渡りをするのか。(同じくTBSラジオが出資している私は貝になりたいをシネマハスラーで取り上げたことがあり、その回は名批評と言われている。私は貝になりたい評をリンクしておきます17位のところをクリックすると聞けます)
博士・ま、名作なんですよ、これ。関係者全員聞いてますが、ひさびさに殿すごいぜ!っていうね、殿もなんで俺「アキレスと亀」なんて作ったんだろうと言ったくらいの(笑)あと我が最高傑作と言っとけよというくらいの。本当に楽しみにしてると。
吉田・あえて旧作ハスラーにしたいですけどね。
博士・じゃあTAKESHIS'を批評する、町山さんも口を濁すという(笑)
宇多丸(筆談)・(おっぱいがよかった)
博士・ちゃんとみつけるね〜
吉田・ぜひともそれは実現させてほしいですね。
これは北野武、宇多丸両者にとって恐ろしい事態になったと言っていい(半分冗談です)つまり、もし新作「アウトレイジ」が駄作なり凡作だった場合は超辛口批評で売る宇多丸さんにとっての地獄が始まるわけです。北野武を前にしてのアウトレイジ評・・・。宇多丸さんが北野武本人がいるから批評の手をゆるめるようなことをしたら、いままでのシネマハスラーを評価してきたファンも失望するでしょうし、大変難しい立場に立たされたことは間違いない。アウトレイジが水道橋博士のいうように傑作であれば何の問題もないのですが。
これからのウィークエンドシャッフルの展開に要注目です。