自分用メモとして「映画ライターズロードマップ」ウェンデル・ウェルマン著より抜粋加工
上映時間90分の映画のプロットライン
@第一幕・普通の世界・・最初の10分はセットアップ。主人公と住む世界の設定。
A第二幕・森の中へ分け入る・・プロットシフトシーン。主人公の敵対者との奇妙な対峙。敵を追って暗い「森の中へ分け入る」25分〜30分頃
B中間の転換シーン・・プロットシフトシーン。ストーリーがある一方向に向かって進んでいる。それが突然突拍子のないシーンによって方向転換がなされ、正反対に180度ストーリーの方向が変わることになる。この状況が主人公を内側から破壊する。55分〜60分頃
C自由落下ー混沌・・打ちのめされる主人公。苦悩、絶望。
D第三幕・野獣の腹・・プロットシフトシーン。旧約聖書のヨナ書による。ヨナは鯨に飲み込まれ3日間鯨の腹の中にいた後吐き出された。はき出された後のヨナは預言者となった。主人公が死の淵から這い上がり新しい自分となってよみがえる。85分頃
Eクライマックス・・敵と対峙し立ち上がって行動を取る。90分〜
・映画にとって最も重要なプロットシフトシーンは計3回。3幕構成になる。
第一幕=主人公が間違った選択をする
第二幕=主人公が間違った選択をする
第三幕=主人公が良い選択をする
いろいろな脚本を読みあさっていると主人公が下すたったひとつの決断だけで85〜90分もストーリーを進行させてしまう作品がいかに多いかを目の当たりにして驚愕するはずだ。そういう映画は絶対につまらない。
・主人公が敵対者と関わる回数が多ければ多いほど、その映画がヒットする確率は高くなる。
・映画には最低でも5回の主人公と敵対者が関わるシーンが必要だ。もちろんその数は多ければ多いほどストーリー展開はキビキビしたものになる。
・とにかくその最低限の5回の中で少なくとも3回は大きくプロットが転換するものにならなければいけない。
・映画の中で笑いを作るコツ・・「グッドニュースとバッドニュース」
一つのシーンの中で逆転の過程すべてを描き切る。いまではこれはもっともスタンダードなコメディの技法になってきている。
「セックス・アンド・ザ・シティ」のある回にキム・キャトラルが今までとは違ったタイプのスーツ族の男と付き合おうと決心するエピソードがある。そしてバーに座っているそんな男を見つける。友人たちがこの出会いをセットアップしたのだ。彼は彼女にいきなりセクシーに話しかけ、自分がいかにベッドでイケているかを自慢げに語る。とても積極的だ。今晩一緒にすごそうとさえ持ちかけてくる。キム・キャトラルは興奮して顔を紅潮させ「イエス」と答える。彼がトイレへと立って初めてその男がチビであることを知る。彼女はアゴが外れるくらい愕然とする。
ワンシーンで描きつくす逆転の好例といえるだろう。とても笑えるこのシーンは彼女にとってグッドニュースでありバッドニュースでもあるわけだ。
2009年09月28日
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