「鴨川ホルモー」映画批評というのは原作も読んだ上で映画を批評するのが当たり前なんでしょうが、これに関しては原作を読む気にもならない。映画は2時間あるんですけど、肝であるホルモーが出てくるまでたっぷり1時間ある('A`)
この致命的なまでののんびりした脚本。こんなトロトロした脚本、ドラマならありかもしれないが2時間しかない映画でこれはないだろう。で、ホルモーが出てきたら面白くなるのかと言えば全然面白くならないという・・。
せっかくホルモーというゲームがあるんだからこの式神たちを使った戦略性のあるゲームで魅せればいいのに、ただゲロンチョリとかの言葉と絵づらが面白いからそれで押すだけ。今はゲームにRTS(リアルタイムストラテジー)という多量の兵器や兵士を操作して戦略や戦術を戦わせるゲームが現実にあるんだから、ある種将棋的な簡単なルールをこしらえて手に汗握るようなゲーム性の高い戦いを見せることができたんじゃないか?
「インスタント沼」俺は三木聡をどう判断するかいまだに決めかねている。時効警察のような小ネタだらけのドラマとその同工異曲である亀は意外と速く泳ぐのような映画。そんなものは一切評価しない、と思ってたはずが、2007年のロードムービー「転々」でノックアウト。三木はこの転々のような作風でいけば凄い作家になると期待していたのだが・・インスタント沼はいつもの三木聡でしたガックシ。でもたまにW杯ごとでいいから転々のような作品を撮ってほしい。
「スター・トレック」オープニングは凄いよ、もう笑っちゃうくらいw妊娠出産と神風特攻のクロスカッティングに爆笑!オープニングだけならこれは傑作かもしれないと思ったんだけど、スタートレックにまったく興味がないんでサスペンスとしてそれはないだろうという禁じ手がいっぱいあって乗れなかった。
まず瞬間転送はないだろう、そんなもんがあったらサスペンスが生じようがない。どんな危機的な状況でも瞬間転送してしまえば安全とかwそれとタイムトラベルも無理がありすぎ、かつプロットになんら効果的な影響がない。ただ単にトレッキーのためにレナード・ニモイ出したかっただけちゃうんか、と。
映画の話はここまで。最近は藤子不二雄AとFの作品を読み返してる。Aはまんが道、FはSF短編集。二人の作品読んでいてすごくいいなぁと思ったのは出てくる女性がいいんだよ。二人の絵ではどうしたって萌えようがないにもかかわらず、二人の描く女性がとても魅力的でドキドキする。
うちのまさみ姫がwowowのドラマで主演した「値ぶみカメラ」なんて


これですよ、これ。萌えも色気もないのに(名前も竹子!)こんな女と結婚してえなぁと思えてしまう魅力。
まんが道に出てくる女の子もいいんだ。満賀の純朴ゆえ(童貞ゆえともいう)の女性を神聖化してしまうその清潔な目線がいい。
まえはF先生の短編「ノスタル爺」で号泣したと書いたけど、それに負けず劣らずの傑作「山寺グラフィティ」でも涙をポロポロ流した。これ映像化してみたいな、この二つの短編をあわせて脚色できないもんかな。


