初戦の鹿島戦からナビスコカップの横浜M戦までのチームは試行錯誤してる感じで、みんなフィンケサッカーって何?と考えながらプレイしてる感じ。
それが第4節の大分戦からはっきりとサポにも見える形でフィンケサッカーというものが姿をあらわしはじめた。その姿は山田直輝というフィンケサッカーの申し子とともにあらわれたといってもいい。
前線の4人ポンテ、エジミウソン、原口元気、山田直輝がポジションにとらわれず自由に動き回る。去年なら足下足下へと停滞したパスワークが、元気直輝の無駄走りをいとわぬ献身的な動きでより流動的になり活性化される。
俺はサッカー理論がよくわからないし、試合を見ていても冷静に分析することができず「ギャーギャー」興奮して叫んでいるだけなので、今のレッズスタイルをプロが分析した文章を読んでください。
斉藤俊秀オフィシャルブログ・J1第8節 エスパルスvsレッズ(4月29日エコパ)試合レポート
う〜ん斉藤俊秀氏の分析と文章はとてもわかりやすい。これくらいのレベルの文章を新聞やネットで常に読みたいんだけど無理だろうな〜。
今のレッズスタイルを端的にあらわした分析はこの一文だろう。
(1)相手を自陣に入れない
特に後半、2点目を献上するまで、イニシアチブをとってショートパスを中心にゲームを支配し、エスパルスを自陣に閉じ込めているシーンが長い時間見られた。
攻撃は最大の防御なりの真意をチームとしてピッチで体現していた。
メインスタンドにいた私からは、GK都築を除き、10人がずっと赤く染まったサポーター側のハーフコート(52m×68m)の中でサッカーをしているように感じ、まさに圧巻であった。〜斉藤俊秀
今シーズンのレッズの試合を見るとすぐにわかる特徴。素早いプレスとパスワークで相手を自陣に閉じ込めてしまう。いわゆるハーフコートサッカーで当然のことながらスペースは狭められるので選手間同士の距離が非常に近い。だからボールを奪われても簡単に数人で取り囲んでボールを奪い返す。
ただこのようなサッカーが常にできるわけではなく、雨中の千葉戦では定まらないボールコントロールと千葉の強烈なプレスに手を焼いた。
この前の土曜日第9節の新潟戦は今シーズン最もフィンケサッカーのスタイルを押し通せなかった試合で苦戦。
さすがにJリーグの監督たちは無能ではない。千葉戦あたりからレッズのスタイルが研究され対策を打たれてきた感がある。
今年のレッズは1試合1試合テーマがある感じでものすごく面白い。相手クラブは今日はどのようにしてレッズのスタイルを崩すのか?相手チームの監督になったつもりで分析するのも楽しいし、またそれに対しフィンケはどのような手を打つのか?
な〜んて試合中は冷静に分析なんてできないんですけどねwとくに新潟戦、柏戦の劇的な勝利には脳みそが沸騰するような爆発的な興奮をおぼえた。毎日が楽しすぎる!!