2009年01月15日

オタク魂はあっても活劇魂がない「ヘルボーイ2」

ヘルボーイ2・鈍重きわまりない活劇。デル・トロには致命的なまでに活劇精神が欠如しているとしか思えない。


大好きな宮崎駿をコピーして喜々としているのはわかるけど監督だけ楽しんでも客は楽しめね〜よ。


ヘルボーイがクライマックス歯車の上で戦うシーンはモロにカリオストロの城の時計塔の戦いのまんまパクリ、別にパクリはいいんだけど、びっくりするくらいつまんないんだよ。(他にもナウシカの巨神兵とか、もののけ姫のでいだらぼっちが死んだ後とかそのまんまコピーw)


大好きな宮崎映画をコピーしたかったんです!という気持ちだけ先走りすぎ、駿にある爆発的な活劇魂がない。デルトロのオタク魂は燃え上がってるのかもしれないが活劇魂は最後まで燃えず。


ようするにデルトロってアクションシーンの演出が下手なんだと思う。サスペンスも何も生じない。サスペンスが生じない原因は演出だけではなくちゃちなプロットにもある。


人間を滅ぼそうとする悪の王子とそれを止めようとする妹。二人はどちらかが傷ついたらもう片方も傷つく・・・おいっ、そんな設定にしたら映画を観てる人の9割9分9厘がラストシーンの予想がついちゃうじゃないか!・・・・って案の定予想通りだよw


映画が始まってすぐにラストシーンの展開が完全にわかってしまうストーリーって何かね?


活劇シーンも駄目だけどもっと駄目なのは人物(怪物)描写。いろいろ深みを持たせる設定はあるのに上っ面だけなでている感じ。同じ怪物同士なのになぜ我々を忌み嫌う人間の味方をするのかとか、悪役にも悪役の正義がある。いやどっちかというと悪いの人間じゃねーか、とか。単純に正義と悪の戦いじゃないエモーショナルなフックがいっぱい散りばめられているのに・・・エモーショナルな演出だけがない。


ヘルボーイとリズの関係もリズはただブスッとしてるだけで魅力皆無だし、エイブと王女の悲恋も盛り上がらない。盛り上がるのはヘルボーイとエイブが二人でバリー・マニロウを歌う時だけwデルトロって女描けないんじゃないの?


結局、駿オタクが駿の上っ面だけをマネするだけで活劇も人物描写もスッカスカ。まさに「オタク魂はあっても活劇魂がない」
posted by シンジ at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画批評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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